「なぜ猫背というの?」  

 

黒猫猫背って何?と言われる方は恐らくあまりいらっしゃらないと思います。
読んで字の如く、「猫のように丸い背中」のことを言いますよね。一見悪い印象を受けがちですが、それは猫を人間に当てはめているから。猫にとってはそれなりの理由があって「猫背」になっているわけです。

当然の事ですが、そもそも猫と人間は身体の構造が違う上、備えておくべき必要能力も違います。

猫は4本の足で身体を支え、瞬時に獲物を捕まえ、言語以外の方法でコミュニケーションを取らなければなりません。

猫は獲物をみつけると、猫背をさらに丸くして、後ろ足で地面を蹴るのと同時にその反動を利用して獲物に飛びかかります。また、高い場所から飛び降りた時は、猫背の柔軟性のおかげで怪我一つしません。そして柔らかく丸めた背中を互いにこすり合わせる事によって他の猫(あるいは飼い猫なら飼い主と)との交流を図るわけです。いわば、猫にとって猫背は理にかなった姿というわけです。






では人間はどうでしょう?

重力に反して2本の足で立って自重(自分の体重)を支え、2本の腕で用事をこなします。

人間は長い年月を経て四つ這い移動から二足歩行へと進化し、手が自由になりました。
そうすることで道具が使えるようになり、火をおこしたり、文字を書いたりといったたくさんの仕事がこなせるようになったのです。

047155しかし同時に、それまで4本の足で支えていた体重を2本の足で支えなければならなくなりました。スイカほどの重さのある頭を頂点に携えてそれを細い首で支え、四つ這い移動の頃は肋骨で垂れ下がりを防いでいた内臓も身体の支柱である背骨からぶら下がる形になってしまいました。地面からの距離が離れたことによって、重力の影響を多分に受けることになってしまったのです。

そのためその負担を少しでも軽くするべく、人間の背骨は生理的彎曲というとても効率の良い曲がり方をしているのです。

人を横から見た時、首は少し前に、胸の辺りは少し後ろに、腰は少し前に彎曲することで頭や内臓の重さを支えたり、歩いたり跳んだりした際の衝撃を最小限にする機能を果たしているのです。

ということは、反対に言えば猫背になっていることによって果たせなくなってしまった機能があるだけでなく、逆に負担がかかってしまう部位ができてしまうということです。

ではなぜ人間にとって有益な機能が果たされない猫背になってしまうのでしょうか?

 

次は猫背になる原因について順を追って見ていきましょう。

猫背の原因1  猫背の原因2




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